アメリカの学者達とスッポンを食べているときに、それは起きた。
おっ、コラーゲン、コラーゲンなどといいながらつついていると、おもむろにそのアメリカ人が、「なぜ、日本人はcollagenなどというものを喜んで食するのか?」
「えっ、お肌にいいからだろ」。
「コラーゲンは食べても全量分解され、やがて排出されるだけである」と、曰う。
「コラーゲンを食べると関節に良いとか美容によいというのは、血液型が性格に影響を及ぼす等というのと同じ、全く非科学的な戯れ言である」。
「えっ、聞いてないわ、そんなこと」という声に押されて、早速調べると、コラーゲンは、体内で分解され、アミノ酸やコラーゲンペプチドなどの形で吸収されるようだが、国立健康栄養研究所によれば「ヒトでの有効性については信頼できるデータは見あたらない。安全性については、アレルギーを誘発する可能性が示唆され、妊娠中、授乳中の安全性についての十分なデータがないことから使用を避けるべきとされている」。
もっともコラーゲンを皮膚に塗ると、保湿が保たれるようである。
で、厚生労働省に、コラーゲンに関する表示には問題がないのかと尋ねると、消費者庁が発足してからは、うちの管轄ではありませんとのこと。
